ロカビリーキング「BLACK CATS ブラックキャッツ」のすべて!
ハロー!全国のロカビリーフリークの皆さんようこそ!
1980年代初め竹の子族と共に原宿を賑わせた「Rock'abilly(ロカビリー)」。
2005年、湯川れい子氏、小野ヤスシ氏、高田文夫氏らにより「全日本ロカビリー普及委員会」が発足し、その会長に日本を代表するロカビリーシンガーのビリー諸川氏が就任し、日本でロカビリーブーム再来か!
「Rock'abilly」は、1950年代にアメリカで誕生した音楽で「RAB」などともよばれ、黒人音楽のロックンロールと白人音楽のヒルビリーが融合して生まれた音楽。
1950年代当時のロカビリーをピュアロカビリー(Pure Rockabilly)と呼び、1970年代のパンクなど他のミュージックに影響を受けて80年代に登場した新生ロカビリーを「Neo Rockabilly(ネオロカビリー)」と呼ぶ。
ロカビリー=リーゼントのイメージが強い為、日本ではかなり多くの誤解を受けていて、その最たるものは横浜銀蝿やキャロルの音楽をロカビリーだと思っている人が大勢いることである。
我が日本において、本当の意味でRock'abilly−ロカビリーを確立したのは「BLACK CATS(ブラックキャッツ)」だけではないか。
我らの青春の1ページを飾ってくれたNeoJapanese Rock'abilly King「BLACK CATS・ブラックキャッツ」は、永遠に不滅だ!!!
ブラックキャッツのすべてを見てくれ!
[ブラックキャッツ略歴]
1981年 − 「BLACK CATS」原宿のロカビリーショップ「CREAM SODA」で産声を上げる
1982年 − 陣内が脱退し、中村が新たに加入
1983年 − 中村、片桐、久米兄弟が脱退。その後、久米兄弟は「B・A・T」を結成し、高田、覚田は、ベーシスト・炭谷貴士とコカ・コーラのCMに出演
1984年 − 織田哲郎が初めてプロデュースをしたアルバム「東京ストリートロッカー」を発売
1986年 − 「BLACK CATS」解散
1994年 − 高田、覚田の2人で再結成し1999年まで活動
代表曲には、JEANIE JEANIE JEANIE、SUMMERTIME BLUES、MAGIC ISLANDなど。
[ブラックキャッツメンバー]
高田誠一:ボーカル(1960年1月6日〜2004年7月29日)、長崎県出身、血液型B型。2004年7月29日に白血病のため逝去、享年44歳
覚田 修:サックス(1958年9月3日生れ)、富山県出身、血液型A型
片桐 孝:サイドギター(1960年8 月16日生れ)、千葉県出身
陣内 淳:初代ウッドベース(1961年7月28日生れ)、神奈川県出身
久米良昌:ギター(1963年11月30日生れ)、岐阜県出身
久米浩司:ドラム(1962年5月29日生れ)、岐阜県出身
中村 元:ウッドベース(1961年2月11日生れ)札幌出身
『ブラックキャッツ』は、1980年から1999年にかけ一世を風靡したロカビリーバンド。
時は1980年代、場所はロスアンゼルスのナイトクラブのチャイナクラブ。
しかしこの日のライブは、特別なライブの日。当日はグラミー賞発表の日という事もあり、グラミーショーの会場からハリウッドのスター、プロデューサーやミュージシャンなどが多数含まれていた。
その客の中にいた全米No1の人気を誇るガールズグループ・ゴーゴーズのマネージャーが、演奏を聴きブラックキャッツに多大な興味を持ち、間近に控えていたゴーゴーズのアメリカンツアーの前座にブラックキャッツを起用した。
そのツアーの間ブラックキャッツのメンバーは、シアトル、ロスアンゼルスなど7千人から2万人が入るホールで、なんなくステージをこなし、大物映画監督からの映画出演依頼などもあったのだが、彼らはあくまでも洋服ショップの従業員と言ってアッサリ出演依頼を断ってしまう。
『ブラックキャッツ』は、ロカビリーの本場アメリカで華々しくメジャーデビューをしてしまったロカビリーバンドなのである。
1981年、『ブラックキャッツ』は、原宿にあったテディボーイファッションショップ「CREAM SODA クリームソーダ」の従業員で結成された。
デビューアルバムのタイトルを見てもわかるように「クリームソーダ」の社長である山崎真行氏のプロデュースでレコードデビューしたが、最年少15歳を含む6人のメンバー達はどうしようもない不良達で、保護観察中という状況を背負った者も2人いたそうだ。
当時彼らは、都内の従業員宿舎で、50'sミュージックライフを満喫していたが、ある日ボーナスを貰った彼らは、使い道を考えたあげく、じゃぁバンドでもやるかって軽いロカビリー調のノリで各々の楽器を購入しバンドを結成した。
もちろん楽器の演奏も素人に等しく、この辺がブラックキャッツのブラックキャッツ的要素が感じられる部分ではある。よくある話で、地方のバンドが上京して一発当てようぜ!っていうのとは正反対のスタイルで、ノリで始めたと言っても過言ではない。
そのファッションショップの店員で勢いで始めたバンド「ブラックキャッツ」が、本場ロカビリーのアメリカで、ネオジャパニーズロカビリーを知らしめる事になるとは、だれが予想したことだろうか。
過去の日本ではロカビリーバンドとしてメジャーデビューをしたバンドは「MAGIC(マジック)」や「HILLBILLY BOPS(ヒルビリー・バップス ) 」など数える程。
仮にメジャーデビューを果たしたとしても、ロカビリーはそもそも一般ウケしないし、レコード会社が売り上げを重視するためJ-POPSやROCKと化してしまい、ファンの拡大と共に映画から音楽までマルチメジャーデビューを果たした「BLACKCATS」にロカビリーバンドとして存続していたであろうか?
世間の流行でも同じことで、いつまでもそのまま流行が存続して行くわけでもなく、流行の先端をいっていたものが時代と共に流行遅れと化してしまう。
音楽の世界でも同じこと、ロカビリーバンドとしてデビューした『ブラックキャッツ』は、すでにロカビリーバンドとしての使命は終わっていたとも言えるのである。
『ブラックキャッツ』のメンバー達は、プロ化することでレコード会社に音を変えられてしまい、本来バンド自身が求めていた音を失ってしまう事知っていたのではないのだろうか。
『ブラックキャッツ』は、アメリカンツアーをブラックキャッツは何事もなかったようにこなし、またショップの店員に戻っていた。ロカビリーバンドとライフスタイルをこれだけ器用に両立させた彼ら『ブラックキャッツ』のメンバーのスマートさは最高だ。
そして時は過ぎさり、いつしか「BLACK CATS・ブラックキャッツ」は永遠の伝説となった。
何にしても「ブラック・キャッツ」はオリジナルジャパニーズロカビリーであることに違いなく、日本ロカビリー界に与えた影響は計り知れず。
『BLACK CATS ブラックキャッツ』が、日本初オリジナルロカビリーバンドであると断言する。
様々な意見はあると思うが、彼らの生き方も含め「ブラックキャッツ」がカッコイイのは間違いなし!
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1981年9月発表の原宿ストリート・シーンが生んだネオ・ロカビリー・バンド「ブラックキャッツ」デビューアルバムで特に「1950」が、おすすめ。強烈なビートにのせてポップな感覚がはじけるデビューアルバム。「悲しきテディ・ボーイ」のギターは、かっこよくて最高!
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1982年3月発表の原宿ストリート・シーンが生んだ異端のロカビリー野郎「ブラック・キャッツ」のポップな魅力あふれるジャパニーズ・ロカビリーの歴史的名盤。 リゾート気分(A面)とパーティー気分(B面)で、「マジックアイランド」「キャッツ・アイズ」「ランデブー」がGOOD!! |
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1983年12月発表のアメリカ・ツアーを敢行した原宿ネオ・ロカビリー集団「ブラック・キャッツ」あのクラッシュもブッ飛んだ強烈なビートとはじけるエネルギーが甦ってくる。
"ジャパン・ネオロカビリーの名盤として、ブラックキャッツの最高傑作。 |
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原宿・クリームソーダを拠点にローラー族華やかなりし頃、一世を風靡したロカビリー・バンド「ブラック・キャッツ」1997年発表のカムバック作。
中身の方は当然バリバリのロカビリーで復活インディーズ盤をISDN回線でリマスタリングしたものだ。
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1999年発表のロカビリー界の伝説的バンド「ブラック・キャッツ」のラスト・アルバム。
彼らがバンドとして完全復活を遂げた時期の脂の乗った作品で、突き抜けた高テンションのロック・ナンバーが満載で未発表ライヴ音源も嬉しいね。
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2003年発表のブラックキャッツの懐かしいシングル集。
再評価の機運も高まる「ブラック・キャッツ」の全シングルAB面コンプリート・シリーズ、80年代の日本ロカビリー・シーンを引っ張ったブラック・キャッツのスリリングな魅力が甦る。
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[曲目] ディスク:1 1. ジニー・ジニー・ジニー 2. 夢のビッグ・マシン 3. シンガポール・ナイト 4. 1950 5. ランデブー 6. 涙のバースディ・キャンドル 7. うわさのLOVE MONSTER 8. グッドラック・ベースマン 9. I・愛・哀(WAITING FOR YOU) 10. いとしのベリンダ |
ディスク:2 1. 抱きしめてクレージーナイト 2. ファニー・ダンステリア 3. チェッ!チェッ!チェッ! 4. 優しさの情景 5. BLACK CATS(English Version) 6. BLACK CATS(Japanese Version) 7. SCRATCH 8. PARTY CAT 9. 君がいた夏~Just Come Back To Me~ |
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2004年発表のベスト・アルバム。DVDは、「ブラック・キャッツ」の貴重な映像が見れる。
幻の82年USAツアー映像からは強いカリスマ性が伝わってくるクリームソーダ(ピンクドラゴン)全面監修のCD第3弾は、伝説的バンド「BLACK CATS」のDVD付きべスト・アルバムだ。
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[曲目] ディスク:1 1. もう一度だけランデブー 2. 1950 3. EXIT 4. Good Time's Roll 5. RED SHOES 6. 東京ストリート・ロッカー 7. Cat's Eyes / CANDY 8. BLACK CATS 〜Japanes Ver〜 9. PRETTY WOMAN 10. I wanna Rock |
ディスク:2 1. MAGIC ISLAND (DVD) 2. 孤独のハイウエイ (DVD) 3. DRIFTIN' (DVD) 4. SUMMER TIME BLUES (DVD) 5. BLUE SUED SHOES (DVD) 6. SCAT CAT (DVD) 7. Cat's Eyes (DVD) 8. 永遠のレジスタンス (DVD) 9. エデンの東へ (DVD) 10. SHAKE RTTLE AND ROLL (DVD) |
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原宿ストリートシーンが生んだネオ・ロカビリー・バンド「BLACK CATS」の2005年発表のベスト・アルバム。
彼らがビクターからリリースした3枚の作品からのベストアルバムで、アルバムの最初と最後には新たなる演出が彼らとゆかりの深いファッションブランド「CREAM SODA」によってなされていて、このベスト盤だけの音源となっている。
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日本のロカビリーシーンを代表する伝説のバンド・BLACKCATSの全盛期の姿を捉えた貴重な映像がファンの要望に応えて初DVD化。全米ツアーも実現させた彼らが、もっとも脂が乗っていた時期である83年に行った中野サンプラザでのライブを収録している。
日本のプレスリーといわれた伝説のバンド、BLACKCATSのレアなライブ映像が蘇る。日本のみならず、海外のアーティストにも影響を与えたロッカーのすべてが収められた作品。
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1992年発表。ブラックキャッツの「高田誠一」さんと「覚田修」さんの貴重な映像が、視聴できる。
第2期ブラックキャッツ(誠一&オットー)究極の映像。ピンクドラゴンビルの30'Sアールデコ様式とオリエンタルジャパニーズロカビリーの融合は前例の無いクリームソーダ&ブラックキャッツが作り上げた独特の世界観で影響された方もかなり多いだろう。ショートムービー仕立てで楽曲、カメラワーク共にセンス抜群で今観ても古さを感じさせない。絶対オススメ必見! |